復讐に白は映え

※覚書みたいなものです。

19××年、戦争の気運が高まっていた頃、スタワナフの故郷は隣国の侵略により占領された。数年後大戦勃発。末期、国は疲弊のため国籍を問わず動員することに。登山家である彼は山岳部隊として駆り出される。

※参考 – 山岳部隊服

結果、国は破れた。敵領から撤退する際、スタワナフの所属部隊は捕虜になることを選ぶ。しかし相手は容赦なく銃口を向けた。最初に撃たれたのは武器を捨て手を上げていた相棒の狙撃手だ。騒然となる状況。スタンはどさくさの中逃げ延びる。

命からがら故郷へたどり着くスタワナフ。そこには彼の知る街の面影はなかった。落胆するスタン。故郷を占領され、敵方であった国の兵士として 戦った挙げ句、負け、帰る場所は瓦礫と化し、愛する人を失った。この怒りはどこへやればいい?

屈辱の撤退戦を振りかえる。相手部隊の覚えている限りの情報から、部隊長を特定し、現在の居場所を割り出した。かくしてスタワナフは復讐を決意する。はるか南へ。

…という前提の漫画。

なぜ手を下した兵士ではなく、部隊長なのか?特定できなかったことと、この時代は部下がしたことは上官の責任でもあること、そして怒りで公正な判断ができず、また鬱憤を晴らす機会がこれしかなかったこと。

漫画のあと、気絶した子供をどうしたのかは、彼のみぞ知る。山刀だけ回収して去ったのか、確実に処理したのか。真実は墓まで持っていくつもりなのだろう。

結局復讐を果たしても、帰る場所ないし、一家離散で身寄りもないし、ジークにたどり着いて教会でだいぶお世話になった点で信心深いのもあるかも。もともと故郷の風土的にも信仰はあったろうけど
そういや教会って貧しい人や浮浪者に無料で配膳出すらしい?ってどっかで読んだけど、スタワナフもジーク来たばっかりの頃は住所不定だし、アリスにお世話 に…と思ったけど10~20年前くらいだろうから、違うシスターかな。んで前のシスターの名前がマリアさんで、その癖でついアリスを「マリアさん」と呼んじゃうとか、考えた。

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