ヒンメルトロイメル






 場所 
ホシガタエリア北東部~ジャルダンニュアージュのシュガーデューン地方までを繋ぐ

 環境・詳細 
はじめまして、旅人様。ここは、天と地をつなぐ塔。
地を歩くものも、空を舞うものも、誰もが行き来できる道。
此処のご説明をいたしましょう。

~ヒンメルトロイメルとは~
 ここは、気の遠くなるほど昔……ジャルダンニュアージュという場所に文明が栄え始めた時代に、地上の者が天に憧れて建てた塔です。
雲が揺れても折れないように、柔らかくしなる石を使って建てられたこの塔は、永く多くの人々に愛されているのです。
 塔の中は、まるでストローのように空洞になっており、そこには大小様々な999の浮島が螺旋階段状に浮かんでおります。
道となる浮島同士は縄はしごで繋がれており、上昇気流に乗ってスキップしながら、楽しく上を目指すことができるでしょう。
……徒歩なら、少なくとも2日はかかりますが。

~町として~
 それぞれの島には、家のほかにも、宿屋やカフェ、古の物品の骨董市なども開かれています。とても賑やかで、来るもの拒まぬ塔ですから、地上と空の交易なども、この浮島で行われているのです。
 宿屋はジュエレットガーデン製の高級寝具を備えた店から、宙に浮かべたハンモックの店までありますので、どうぞゆっくり登ってください。 
 カフェの名物は、地上の甘い果実シロップを空の清らかな炭酸水で割ったソーダや、スフレのようなオムレツ、等が有名でしょうか。どの店も趣向を凝らし、違う味が楽しめますよ。
 骨董市では、後で説明しますが、「遺跡の島」から拾われた、使いどころもわからない古の機械から今でも使える武器等が、少しだけ高値で売られています。買うかはともかく、眺めてみるのも、面白いかもしれませんね。

~遺跡の島~
 この塔の中には、今となってはほとんど意義や用途のわからない建造物の廃墟でできた「遺跡の島」が幾つもあるのです。
無骨で冷ややかな四角い建物や、ぼうっと光る大きな水晶、時折勝手に動き出す不思議な機械、錆びた鉄骨の飛び出す施設跡、声のような音が鳴る奇妙な楽器……
ただの通り道、としても構いませんが、良ければ少し眺めていくと、新たな発見があるかもしれませんよ。
.....しかし、長居はおすすめできません。「遺跡の島」は時折、勝手に場所が入れ替わる事があるのです.....

さて、こんなものでしょうか。
私ばかり話してしまってすみません、旅人様。
もし、この塔がお気に召されたのなら、いっそここに腰を落ち着けてみても……なんて。
では、ヒンメルトロイメルを楽しんで行って下さいね。

 制約 
どんな者でも通れますし、どんな者でも住むのに苦労はしないでしょう。
例え足を踏み外しても、上昇気流のおかげでふわふわと降りられますよ。
塔は、たとえ何が起きても、壊れません。

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