おいしし小噺②ふたつのギア

ハーイ!あたしフィート!今日はミュートロギアと同じジャルダンニュアージュにある街、トランスギアに来てます!

ここトランスギアには、ミュートロギアと似た歯車がモチーフの建造物や装飾が数多くあって、あたしはこの二つの街に何か関係性があるんじゃないかって思ってるの!

噂に聞いたところによると、トランスギアにもミュートロギアと似たようなおっきな歯車が街の中心にあるらしいし…

……と、考えこんでいたらもうこんなに日が傾いてきちゃった。うーん、お腹すいたなあ…

誰かそのあたりにいる人に、おすすめのお店でも聞いてみよっと!

「あの…」

「おや、このあたりでは見ない顔ですね!街の外からいらした方ですか?」

「あたしはフィートって言うんだ!ミュートロギアから来てて、いろいろ見て回ってたんだけど……お腹がすいてきちゃって、このあたりでおすすめのお店とかないかな?」

「なるほど!そういうことならば私におまかせください!!ええ、トランスギアの美味しいお店なら、裏路地のあんなところまで知り尽くしていますとも!」

「わあ素敵!じゃあ、案内してもらってもいいかな?」

「ええ、もちろん!……そういえば、私の名前を言っていませんでしたね……私はターー」

彼女が名前を言いかけた瞬間、一瞬、妙な浮遊感に教われるとともに地面が動いたような感覚がして、

「……あれ?」

気づいたら”彼女”は消えていた。

「どこにいっちゃったんだろう……名前も聞けなかったし……」

やっぱり、不思議な街!まだまだ調べる必要がありそうね!

……そして、お店探しはふりだしね…おなか、すいたなぁ……ぐぅ

Twitterでこのページを宣伝!Share on twitter
Twitter

コメントを残す