旅立ち・・・出会い・・・その瞳に何を映す?

ノヴァははるか上空でホシガタエリアを見ていた。上を向けば空の星がとても綺麗である。そしてとても寒い。ここは上空1200メートル、気温は氷点下にまで行っている。ドラゴンは寒いのが苦手だ。しかしノヴァはバーンドライブドラゴンで周りを温めているので普通にこの場にいれるのだ。
ノヴァ「この星に来てまだ間もないが旅立つもの・・・こっちに来たもの・・・いろんなものたちがいろんな思いを乗せてやってきている・・・未知なるエリアの発見・・・この星は本当に暇しないな・・・」
ノヴァは空を見ながらポツリと一人でつぶやいていた。とても静かだ・・・時刻は夜の12時。どこもかしこも眠りについているはずだ。しかしその静寂を一人破った者がいた。
エミリー「あら?こんな時間に誰かいるわ?」
ノヴァはその声を聞き取りすぐにドラゴン化を解き半竜化にチェンジした。
ノヴァ「誰だ?」
エミリー「どちら様でしょうか?」
見かけたことのない顔だ・・・多分新しく来たものだろう。
ノヴァ「俺の名前はスカーレット・ノヴァだ。ノヴァと呼んでくれ」
エミリー「ノヴァさんですね?承知しました。私の名前はエミリー・ヴァンと申します。」
ノヴァ「おお・・・よろしくな・・・」
ノヴァは適当に挨拶を済ませまた空を見上げた。この星からまた数人の者たちが旅立つそうだ・・・まだノヴァが会っていないものもいる。そして噂を聞きつけ会いに行こうとしたものまで旅立つらしい。
ノヴァ「本当に諸行無常だな・・・俺たちが来ていろんなものたちが出て行って・・・本当に・・・俺は旅立つものたちに一言言いたいぜ・・・」
エミリー「なら・・・この場で言ってみたらいかがでしょうか?聞こえなくともいいじゃないですか。ただただ言うだけ・・・簡単ですよ?」
ノヴァは正直びっくりした。まさかこんなことを言われるなんて思いもよらなかったからだ。
ノヴァ「・・・そうだな・・・でももう少し待ってもらおうか・・・俺も少しあるんだよ・・・」
ノヴァはゆっくりと呼吸しながら言った。エミリーはノヴァと同じように空を見上げて言った。
エミリー「今日は満天の星空ですね?とても綺麗です。」
ノヴァ「そうだな・・・あの時と同じだ。俺が来た当初と・・・あの日も星がとても綺麗だった。」
ノヴァがしんみりとしている中エミリーは少し体を震わせた。
ノヴァ「少し寒いか?」
エミリー「そうですね・・・少し寒いです。」
ノヴァ「ほらよ」
ノヴァはマフラーを投げ渡した。
エミリー「よろしいのでしょうか?」
エミリーは少し戸惑ったがノヴァが返事をしないので肯定と見てマフラーを巻いた。
ノヴァ「寒いから風邪引くなよ?ニヒヒヒヒヒwww」
ノヴァはいたずらげに笑いそしてまた空を見た。エミリーも同じように空を見る。
ノヴァ「・・・さてと・・・そろそろ言うとしますか。旅立ちを間近にしたものたちへ。俺からの言葉を・・・」
エミリー「・・・」
ノヴァ「今から旅立つものたちよ・・・旅立ちとは決して終わりではない、始まりなのだ。恐るな・・・前を見よ。そして時には思い出せ。一緒にいたものたちを・・・そして・・・知れ。そのものたちがお前たちにどれだけのものを渡してきたかを・・・お前たちはひとりじゃない・・・決してひとりじゃないんだ・・・辛い時こそ笑え・・・仲間がいつでもそばにいてくれるはずだ・・・最後になるが俺の大好きな言葉をお前たちに贈ろう。」
エミリー「・・・」
ノヴァ「さよならとは言わない・・・また会おう・・・see you again・・・for a dream・・・ドラゴンの強き御加護とともに新しき良き朝が迎えられんことを・・・・」
ノヴァは一人で語るかのように言葉を紡いだ。エミリーは少し微笑みながらその場を後にした。
ノヴァ「この世界のモノたちよ・・・新しき冒険の先には何が待っているだろうかな・・・?」
ノヴァはそう言って暗い夜の空を後にし深い眠りについた・・・
ノヴァ「いつしか俺も旅立ちが来るんだろうな・・・」
そんな独り言を残して・・・

こっから先は数えなくても結構です!!
今回は卒業していく皆様方へ捧げる私のへたい小説です!!メインの人たちがだいぶ抜けてしまうのが残念ですが・・・この先の活躍楽しみにしてます!! see you next time!!

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