紡ぎ往く航海

幸せは一色だと思っていた

満ち足りて…それ以外何も残らないようなものだと

そこに立って、私は気付かされた

さまざまな幸せで満ち溢れていたことに

彼女と出会い 、想いを告げて

美味しいご飯を食べて

一緒に眠り

四つの季節を過ごして

私たちは家族になった

光を失い、感覚を失くしても

家族を遺して1人去っても

嗚呼、確かに私にもこんな色の幸せがあったのだ

そして今、見知らぬ時代に喚ばれ

再びあの舟の元へ往く

新たな幸せの色を探しに

旅立ちに紫蘭の花を添えて

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