メビウスの冒険記1

メビウスはカービィではない。ダークマターと言うカービィ達の敵である。だがメビウスはその中でもイレギュラーの存在。いわば「カービィ親交派」と言うカービィと仲良くしたいと言うダークマターの中では反発を呼ぶタイプである。
「今日も紅茶がうまいものだ」
「ケーキ美味しいなぁ…」
メビウスはアークと言うロボット型のカービィと紅茶を飲んでいた。しかし、アークは紅茶よりケーキやスイートに関する方が中心となっていた。そして、メビウスは突如こんなことを言い出した。
「アークよ。この星にはイレギュラーのダークマターがどのぐらい存在すると思う?」
「え?メビウス以外にもいるの?」
「ああ、いろいろな姿をして紛れ込んでいる。先に言っとくが誰がダークマターであるか等は教えんぞ?意味がなくなるからな」
「バレちゃったw聞こうと思ったのにw」
メビウスは心の中で素直だからなと苦笑していた。
「そうだな初めはスタービレッジに紅茶の葉を求めて歩いてた時だな。」
*ここから先は話の内容上名前出していますが一応伏せてます
「君かい?新しくメカノアート裏町に住み着いたダークマターと言うの?」
「そう言うお主もダークマターではないか」
メビウスに急に話しかけてきたカービィは白い体に白黒の髪の毛特徴的なモノクロメガネ
「我が名はメビウス・レクイエム。メビウスと呼んでくれるとありがたい」
「僕の名前はラレイヴ・ゼロ。ラレイヴと呼んで」
「うむよろしく。ところでここ近くに紅茶の葉を売っている者はおらぬか?」
「僕より知ってるカービィいると思うよ?」
ラレイヴはそう言うと歩き出した。メビウスはその物知りであろうカービィの元へと向かうと理解し歩き出した。
「それにしても君珍しいよね。本体丸出しなんて。」
「姿を隠していてはダークマターのイレギュラーの存在は認められんからな」
歩きながら会話を続けているとものすごい速さで走っているカービィがいた
「今日もお届け物が大量なのじゃー!!」
モノカだ。メビウスは何度か見かけてはいたがその素早さの故なかなか話しかけることができなかった。
「おーいモノカー」
「ん?おお!!られいぶぅじゃの!?なんじゃそこのだーくまたーは!!??」
「僕の新しい友達気にしないで」
「我の名はメビウス・レクイエムよろしく頼む」
「…怪しいがのーまあられいぶぅが大丈夫と言うならのわしの名前はものかじゃ。」
やはりメビウスのことは警戒しているようだった。ダークマターはやはり畏怖の存在なのである。しかしそれを気にしていたら話は進まない。メビウスが何かしゃべろうとしたときラレイヴが先に聞いた
「ところでここの近くで良い紅茶が売ってるところない?」
「そうじゃのー…ここら辺ではないがの~…確かかんぱにゅらのに良い茶があると聞いたの!」
カンパニュラ、噂によると綺麗な海とその住民の約20パーセントが魚の血が混ざっている。それを求めて酔狂な研究者がいるとか。
「ふむでは早速向かうとしよう。感謝する。」
「ありがと!」
「いえいえなのじゃー」
メビウスはその情報を頼りにカンパニュラに向かった。
「ここだよカンパニュラ。けど…僕ここあんまし好きじゃないから帰るね。」
「ああ少し残念だが仕方あるまい。案内すまなかったな」
メビウスは多分噂の研究者が苦手なのだろうと考え引き止めはしなかった
「気にしなくていいよ?じゃあまた会おうね」
「その時には何かおごらせてくれはくれないか?」
「わかったよ。じゃあね」
メビウスはラレイブと別れ数分歩くとそのお茶屋が見えた。そこで魚の血が混ざったカービィと噂の研究者らしき姿が見えた。
「だーかーら!!ヨハネスさん!!サンプルはあげません!!帰ってください!!」
「少しだけでいいんだ!!頼む!!!!」
言い合いをしているようだった。とりあえず仲裁しに行くことにした。
「お主研究者としては良いが嫌なものを無理やり…」
「おお!?あれは!!君かい!?本体丸出しのダークマターと言うのは!?」
「え…あっ…うむ…」
何故だがよくわからないがそのヨハネスに興味を持たれてしまっているようだった。メビウスはその勢いに押されていた
「ならば貴重な研究材…ごほん…とりあえずサンプルをくれないか?」
「良いぞ。だが嫌がってるものから取ろうとしないようにしろ。いいな?」
「いいよいいよ!!じゃあまず初めに血液から!!」
数時間後
「うむ…だいぶまずいな…暗黒物質がだいぶ抜かれてしまった…」
そうして意識は闇の中へと落ちた

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1件の返信

  1. より:

    台本小説じゃなくなってるー!読みやすくなってて嬉しいです!(個人の意見です!)
    られいぶぅとかだーくまたーとか、モノカちゃんの口調がひらがな多めで可愛いなと思いました!あとメビウスさんノーガードっぷりに、体大事にしてね…?!気をつけてね……!と切実な気持ちになりました。

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